『子どもの不登校に向きあうとき、おとなが大切にしたいこと ２』田中茂樹・著（2025年3月17日発行）

びーんずネットの二人が大きな影響を受けた本、『子どもを信じること』。その著者・田中茂樹さんをゲストにお迎えした2023年11月のびーんずネットのセミナー内容を書籍化したものです。

子どもの不登校に向きあうとき、どんなことを心がけていきたいか？
それを田中先生ご自身のエピソードも混じえながら、丁寧にわかりやすく解説しているのが本書の特徴です。
また保護者のお悩みを集めた第２章には、Q&A形式で具体的な質問を掲載しました。

「少し背中を押してあげてもいいのでしょうか？」
「いつも機嫌よくなんてしていられないときは？」
「いつか動き出すことをどうしたら信じられますか？」

など、不登校の子を持つ同じような悩みを持つ方にとって、田中先生の回答は非常に参考になるはずです。

何度も読み返したい内容がまとめられていることに加えて、書籍化に際しては田中先生に「はじめに」と「あとがき」をご執筆いただきました。

“もっと力を抜いてみては、と言っても、そんなのんきなことを言って、うちの子どもが不登校になったら、どうしてくれるのか。歯を磨かずに、虫歯になったら、どうしたらいいのか。留年したら、受験に失敗したら、つけるはずだった仕事につけなくなったら、取り返しがつかないじゃないですか。親として私はどうしたらいいんですか。あなたは、どう責任を取るつもりなんですか。
そういうお怒りのコメントは、講演のあとや、読者からもたくさんいただきました。

それに対して、私はこう思います。（はじめにより）”

「取り返しがつかない」と田中先生が考えるほかのこととは？
タイムマシンに乗って22年後の自分に田中先生が伝えたいこととは？

こちらもとても素敵なエピソードです。
不登校というよりも、子育て全般に通用する内容です。ぜひ手に取ってじっくり味わいながら読んでみてください。

＜目次＞

第１章
家を出る準備

親子の距離
カウンセラーの仕事って？
自分の子どもができるからのんきなんでしょ？
早期教育の害は身近にあふれているが
家を出る準備
まだ子どもだ　苦労しないわけがない（『夜廻り猫』より）

第２章
親の悩みに答える

ゲームに意欲的であればそれでいいのでしょうか？
親だけカウンセリングを受けても効果はありますか？
「デジタル機器は害しかない」という夫の考え方を変えたい
少し背中を押してあげてもいいのでしょうか？
変化が苦手な娘。どんな言葉をかけてあげたらよいでしょうか？
諦めてしまっているように見える子ども。どう接したらいいでしょう？
いつも機嫌よくなんてしていられないときは？
発達障害の診断をつけて環境を整えたほうがいいのか
子どもに会いたがる先生への対応は？
いつか動き出すことをどうしたら信じられますか？

第３章
不登校の増加が意味すること

不登校29万9千人
日本の特殊な労働事情
この社会で生きていくことに対する拒否

おわりに


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田中 茂樹（たなか しげき）
医師・臨床心理士


1965年東京都生まれ。医師・臨床心理士。京都大学医学部卒業。文学博士(心理学)。4人の男の子の父親。
現在は、奈良県・佐保川診療所にて、プライマリ・ケア医として地域医療に従事する。20年以上にわたって不登校やひきこもりなどの子どもの問題について、親の相談を受け続けている。
著書『子どもを信じること』（さいはて社）、『子どもが幸せになることば』（ダイヤモンド社）、『去られるためにそこにいる』（日本評論社）。

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『子どもの不登校に向きあうとき、おとなが大切にしたいこと ２』
◆著者：田中茂樹
◆A5判 120ページ
◆2025年3月17日発売開始
◆特典：送料無料
◆90日間返金保証（ご満足頂けない場合、購入後90日間以内であれば、代金は全額返金いたします｜ただし一度に複数冊の注文をした場合は返金保証対象外となります）

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